周りの熟年離婚に触発されたのが原因の場合

椅子01年を迎え、子育ても一段落、住宅ローンも完済し、いよいよ第2の人生を夫婦仲良くスタートさせようとする方もいる一方で、夫婦生活に区切りを付け、別々の人生を歩もうと考える人もいます。日本の平均寿命を考えた場合、定年後の人生は20年あるため、今後の生活のあり方を見直すきっかけになっているのかもしれません。
しかし、周りに触発されて熟年離婚を考えているのであれば、本当に離婚することだけが唯一無二の選択肢なのか冷静に考えるようにしましょう。理由はいくつかありますが、最大の理由は、経済面です。ご主人の退職金を半分もらって離婚と言われますが、住宅ローンや教育ローン、自動車ローンの返済部分に回していたとしたら、退職金自体が生活のアテにならない可能性があります。また必ずしも、首尾よく半額受け取れるとは限りません。まず退職金の総額と現実的な分配比率を知っておくことから始まります。
これが重要なのは、大抵の熟年離婚の場合は慰謝料が期待できないからです。浮気やDVといった明確な離婚理由があるのであれば別ですが、ほとんどの熟年離婚の理由は、「価値観の違い」や「性格の不一致」にカテゴライズされます。その場合、一方的に相手方に請求するのはほぼ不可能になるからです。